ページに落ちる翳

日々のできごと、本のこと。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「ソフィ・カルー限局性激痛」原美術館

1999年に原美術館で開催した個展の再現展、とのこと。 カウントダウンの日数のスタンプが押された写真と文章を、挿絵入りの小説を読むようにずっと目で追っていく。 三カ月の留学が認められてしまったため、カルが行き先をいちばん興味のない国、日本に決め…

ポール・オースター詩集『消失』より

できるかぎり単純なことを言うこと。何であれ、たまたま見つけたものより前へ行かないこと。たとえば、この風景からはじめること。ごく手近にあるいろいろなものを記録しておくこと。まるで、眼前の小さな世界の中にでも自分を越える生のイメージを見つけら…